さとうたみこの秘密

高校生の頃、料理教室で
競馬のジョッキーのように小柄な先生が
次のように教えてくださった。

「洋菓子を作るときには、c0065761_2395758.jpg
『さとうたみこ』と
 覚えておけばいいよ」

 1 さとう・・砂糖
 2 た  ・・卵
 3 み  ・・水(牛乳など水分)
 4 こ  ・・粉(小麦粉など)

和食で言う「さしすせそ」と同じように
砂糖、卵、水分、粉の順番で
材料を入れていけばいいという教えであり
ケーキでもクッキーでも使える
魔法の言葉である。
ふと思いついてケーキを作った。

   卵         3個c0065761_2222342.jpg
   バター      スプーン2
 ホットケーキの素    80g
(ハナマサのプロ仕様)
   砂糖        40g
 バニラエッセンス    適宜

 数字が正確なのは、卵の数だけで
 あとはいいかげん。
 バターはオーブンを温めるついでに
 溶かしておく。

1 砂糖と卵の黄身をよくホイップして       「さとう」「た」
2 白身は別にホイップして                 「た」
3 黄味の方にバニラエッセンス(水分)を入れておき     「み」
4 砂糖と卵の黄身にホットケーキの素をふるいながら入れ   「こ」
5 ホイップした白身と溶かしておいたバターを混ぜて焼く 「たば?」

上記の手順を検証してみると、「さとうたみこたば」になってしまうが、
実は、ホットケーキの素を入れるのは一番最後でも良く、
溶かしたバターは液状であるから「水」と考えると、
「さとうたみこ」になっている。

ケーキ作りというと、正確に材料を量り
神経を使って作らなければいけない、
と緊張しがちだが、結構気軽に楽しめるのは
もし手順を間違えそうになったら
「たみちゃん」の言う通りにすればいいや、
という安心感があるからである。
やはり「さとうたみこ」は魔法の言葉である。

料理教室の先生は
さらにつけくわえてこうおっしゃった。
「『きむらみちこ』じゃないからね」

魔法の言葉は間違えると大変。
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by mironobonus | 2005-05-02 22:00 | お茶とお菓子
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