中央線フリーウェイ〜西荻散歩

東京の中心部をまっすぐ右から左へ走る
オレンジと黄色の電車。
新宿から左へ、中野を過ぎ
各駅停車の区間になると
快速も各駅停車も
中央線フリーウェイに入る。
車内には自由の風が吹き始め、
もう、ギターを持って乗っても目立たない。

東中野から中野を経て高円寺。
ここまでくると東西に分かれていた頃のドイツを
東から西へ逃げのびたような安堵感がやってくる。
古本屋の上の高架を電車は走り、阿佐ヶ谷へ着く。
すっかり、ココロはゆったりして
緊張感は自分の家の
居間と寝室を行き来するレベルより低下し、
そのうち座席は寝室になってしまう。
阿佐ヶ谷から、荻窪、西荻窪。
このおいしい2つの駅を寝過ごして、
吉祥寺で降り、西荻窪に戻る。

「西荻(にしおぎ)」に続く言葉は、「戻る」しかない。
駅はずっとハデになり、街はほんのり寂しくなった。
以前の住居の番地には、もう別の建物が建って
それがまた古びて、改修が終わったばかり。

善福寺川から少し駅寄り
魚屋さんに行き、塩鮭を買いながら、話をきく。
 若かった頃、西荻窪の北側の街を
 支えていた住民たちは
 子供が大きくなるに従って
 転居をし、ここ3、4年の間に
 街の雰囲気が変わってしまった
のだと言う。
話好きで話し慣れた魚屋さんは
さすがに西荻の住民である。

コロッケとお総菜のN畜産や
手作りソーセージの店を確かめながら
ライブハウスアケタの店を確認。
駅に戻りつつ、駅前の食料品店喜久屋に寄る。
もう一度西荻窪に住みたいけれど
もう戻れないかもしれない。
チューリップポークやペンギンソースが
なにげなく並ぶ喜久屋で、
ついでにメロン味のゼライスを買いながら
ちょっと寂しさの味見をする。

チキンガランティン、骨つきハムの骨2本、塩鮭二切れ。
サラミとハムとモルタデラソーセージのお買い得パック。
生ラム1パック、チューリップポーク、
ペンギンソース、メロンのゼライス。
アケタの店のとなりで買った固豆腐。
もう荷物はいっぱいだ。

でも、まだまだ、西荻散歩は終わらない。
西荻には、どうしても行かなくてはならない場所がある。

続きは次回に。
「K屋のひみつ」。COMMING SOON!
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by mironobonus | 2005-07-07 21:52 | ココロと気持ち
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