雨の日のお豆腐屋

10年近く前のこと
雨の日にお豆腐を買いに行った。
豆腐屋の主人はいつもぶっきらぼうで
一丁ください、と言うと
「きぬ?」「もめん?」と聞くだけで
もめんです、と言うと、
「きぬじゃないのね」とぼそっと言うだけで
ありがとうも、こんにちわもない人だった。

油揚げがおいしいので
お豆腐はそのお店でしか買わなくなって
何年か経ったその雨の日に
お豆腐を買いにいった。

いつもの手順が終わり
帰ろうとするとご主人が言った。
「今日の天気は、ソ連の首相」
唖然としていると続けて
「イッツ、レーニン」
外は雨。
そのときは、たぶん、
ゴルバチョフだったと思うけど。
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by mironobonus | 2006-02-11 16:48 | ココロと気持ち
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